猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

買い替えテレビは液晶か有機ELか?

テレワークで家にいるとテレビがつけっぱなしになる。大抵は昼間は情報番組をつけていて、観ているというより聴いてる感じでいるのだが、先日ふと画面を見たら、一部にモザイクのようなシャカシャカってのが現れて消えた。それが何度かあったのでメーカーに問い合わせてみたのだが、電波のせいかテレビ本体のせいなのかは今ひとつわかんないらしい。他のテレビではどうですか?って言われても、うちには1台しかないんでね。
 
で、そこで型番などを調べてわかったのだが、もう9年以上経っていることが判明。テレビの寿命は視聴累計時間にもよるが大体10年くらいらしい。うーん、このコロナの様子じゃ今年の年末年始もどこにも行けそうにないし、家でゴロゴロテレビざんまいの生活になるという時に、もし壊れでもしたら大変!この機会にテレビを買い替えてもいいかもしれない。
 
今は4Kテレビの時代。つか地上波で4K番組なんかほとんどないのになぜテレビだけ4K??しかし配信映画やBSを観ながら過ごす老後に備えてと思えば投資する価値はあり。
というわけで、早速今時の4Kテレビについて調べてみたのだが、大きな選択肢は「液晶」か「有機EL」か?
一体どう考えればいいの?
 

液晶か有機ELか?

その前に今のうちのテレビは42インチのパナソニックVIERAの液晶である。特に大きくもなければ小さくもない。たいして広くないリビングにちょうどいい大きさだと思っている。
もし買うならもう少し大きくてもいいかな?のそれは50インチくらいのこと。液晶ではその大きさが充実している。ところが有機ELのほとんどは、50インチのものがなく、55インチから。唯一?ソニーBRAVIAが48インチの有機ELを出している。
 
液晶で今まで困ったことはなかったし、明るめの画面も見やすくて好きだったので、初めは液晶を中心にカタログを見ていた。何と言っても液晶の方が安いから。
 
液晶と有機ELの大きな違いは、良く言う「バックライトか自発光か」で黒の色の出方が違うという。なので液晶は白っぽい黒になるが、有機ELは黒は本当に黒くなる。コントラストがはっきりするから綺麗に見える。
わたしは素人なので、技術的なことはわからないし、それについては専門家がもっと詳細を教えてくれているので検索してみるといい。ただ、一消費者として理解した簡単な両者の特徴の違いを挙げると
 
液晶の特徴
・価格が安い
・明るいリビングなどでは見やすい
・寿命が長い
・動きに対する応答速度が遅い
・画面が大きくなると粗が目立つ
・有機ELよりは重いし厚さがある
 
有機ELの特徴
・価格が高い
・明るいリビングなどでは見難い
・寿命が短い
・動きに対する応答速度が速い
・55インチ以上の大きい画面のものしかない
・軽くて薄い
 
わたしが有機ELの欠点で気にしたのは、うちのリビングは陽が差し込むのため昼間は本当に明るいので、そこにさらに輝度低いわ、画面が反射したりしてよく見えないわというのは嫌だなあと。昼間家にいることが増えた今となっては大事な要素である。
 
寿命が短いというのは液晶の6万時間に比べて、有機ELの3万時間のことだが、一日6時間視聴したとしても10年でまだ21900時間、引退して一日12時間、毎日有機ELテレビを視聴するとして6.8年が寿命?? これからの10年そんなに毎日家にいてテレビを観るのか??寝たきりじゃあるまいし。10年過ぎたらさすがにテレビ買い替えるだろうと考えたとき、液晶と有機ELの寿命の差はあまり考えなくていいのではないだろうか?
 
ここでの大きな問題はやはりコストの差だと思う。
同じ大きさの液晶なら有機ELの約半額で買えるというのは大きい。
 
今回、ちなみにメーカーはやはりパナソニックVIERAに絞って液晶か有機ELかを検討した。
なぜかというと、単にブランドの好みでもあるが、10インチのプライベートVIERAを持っているので連動できそうだったからである。これ、生活防水なのでお風呂やキッチンで観れて楽しさ倍増♪
 
昔はソニー製品をよく買っていたものの、いつの間にか家電はパナソニックが多くなってきた。冷蔵庫と洗濯機(は日立)以外は壁掛けクーラーなどもパナソニック、デザイン性も意識しての選択になっている。
さらに、パナソニックのテレビの評判はすこぶる良い。よく言われていた「ソニータイマー」は今もあるのかは知らないが、壊れない家電って当たり前のことだと思うんだが、意外と壊れやすいものが存在するのも確か。ソニーもデザイン性では負けていないので、カタログを見た限りでは選択肢に入っていたのだが。。。
 
ちなみにどのメーカーの有機ELパネルも実は韓国のLG製である。なのでコスパを考えたらLGっていう選択肢もなくはない。なぜなら日本のメーカーに比べたらとてもリーズナブルな価格だから。でも、そこは日本の底力、パネルは同じでもそれ以外の技術の差がやはりかなりあるらしいので、アフターケアのこともあるし、せっかく4Kテレビを買うのなら、、、と思うのである。
LG並みに東芝もコスパが良いと友人が買っていたが、どうも家に馴染みのないメーカーということで選択肢から外れてしまった。
 
 
さて、実際に見てみようと量販店に出かけていった。
4Kテレビのコーナーはさすがに大画面が並んでいて圧巻である。そして誰もが言う、そこで液晶と比べて有機ELを見ると、「これしかない」と思うと。確かに黒がはっきりするとコントラストが強くなるので画面自体もはっきりしてとても綺麗。液晶だってそれだけを観ると十分綺麗なのだが、並べてみると差が出てしまうのである。
 
さらに、大きい画面になればなるほど、液晶は画面が粗く感じてくる。だけど、49インチくらいなら遜色ないんじゃないの?
ここで詳しい店員さんに解説してもらう。正面から見てわからなかったが有機ELの薄さは本当にすごい。こんな薄くて本当にテレビ?と驚く。ならば55インチくらい大きくてもいいのでは?と思えてくるのである。実際、見ているうちに「49インチも十分大きいけど、55インチとの差がよくわからないから、それだったら55インチでもいいんじゃないの?」と思えてきた。そして店員さんも「画面が大きいなら大きいほど有機ELがいい」という。確かに55インチの液晶になるとちょっと画質の違いが気になってきた。
 
店で見るかぎり、、ソニー、シャープ、パナソニックの画面がとても綺麗だった。東芝は赤味が目立つ。そして決定的だったのは店員さんがエンドロールの文字テロップがスクロールするのをソニーとパナソニックの有機ELで比べて見せた時。白い文字のクリアさが全く違った。そして、ソニーは大音量にすると画面が揺れるという。それにはちょっと笑ってしまった。音で揺れるテレビ?
 
さらにパナソニックVIERAにはスタンドに転倒防止機能がついているのも、なかなかニクイ。地震が怖い日本において家具で一番転倒して壊れやすいのはこういう薄型テレビ。今までもテレビ台に固定する紐のようなものが付いていたが、パナソニックの転倒防止は底に吸盤のような機能があって、下の台に吸い付くように固定され、揺れても倒れないというのである。
そしてその台が首振ることも重要。うちは部屋のコーナーにテレビをおいているのでちょっとテレビの角度を変えたい時にそれは必須要素となる。
唯一パナソニックで気になったのはスタンドの床面が丸いこと。テレビのスタンドって床面が四角いほうが安定感があるように見えないか?
ただ、総合点から言ってもパナソニックがやはり群を抜いていた。店員さんも有機ELを買うならパナソニックと言う。
 
55インチをせっかく買うなら有機ELにするか。ただし、コスパ的には49インチの液晶も捨てがたい。
 
液晶の候補
パナソニック VIERA TH-49HX850
パナソニック VIERA TH-55HX900
 
有機ELの候補
パナソニック VIERA TH-55HZ1000
ソニー BRAVIA KJ-48A9S
 

 

 

今までの42インチ液晶に比べたら、49⇒55となるにつれ、各々約10cmずつ幅が大きくなっていくのだが、テレビの画面の厚さが液晶の20mmだったのに対して有機ELは驚きの5mm!!
 
ネットの値段を調べ、値切りに値切って交渉し、結局手に入れたのは、パナソニックVIERA TH-55HZ1000 。有機ELの薄くて軽くて画質がいいのが決め手。有機ELでは55インチの最下位モデルだが、その性能は十分。一つ上のTH-55HZ1800との違いはスピーカー。音にものすごくこだわる人ならこちらの方がいいと言うが、テレビはスピーカーが高機能になるほど価格が高くなる。さらに最上位機種HZ2000はパネルのディスプレイがさらに高品質になっている。
 
ちなみにパナソニックは今なんとキャッシュバックキャンペーンをやっていて、このHZ1000で10,000円のキャッシュバック(上位機種になればもっと上がる)があるのも嬉しい。
 
これから年末商戦になるだろうけど、パナソニックはそんなに値段を下げないというのを聞いて決定に踏み切ったが、ネット上でならもっと安く探せるに違いない。液晶ならさらに安くなるし、液晶がものすごく劣っているわけではないので、予算次第である。とにかく新しいテレビで今年の年末年始は "STAY HOME & WATCH TV”、意外と楽しめそうである。

 

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