猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

猫の皿、何で洗う?〜反省日記

以前、猫のお皿についてあれこれ書いたのだが、、、
その後ふと思ったのは「猫の皿、人間の洗剤で洗ってていいのか?」ということ。
実はNGである。実は知っていたが、よくすすげば大丈夫とのことだったので、気にせずそのまま使用していたのである。
ただ、どうしても成分が残ってしまっていたら?猫はお皿をペロペロ舐める。それが蓄積していったら??
 
そのことが気になりだしたのは、このところのコロナ禍で何かとアルコール消毒していることで、擦り込んだアルコールが残ってるかもしれない手で猫に触ったりしていたこと。足の裏を舐めるから床にも注意、、となんの拍子にアルコールに触れるかわからない。
一番まずかった反省は、自動給餌器の皿を食用アルコール(食用だからいいと思って)で拭いていたこと!揮発するからいいと思ってたのだが、揮発しきってない時もあるから、猫が自分の手や身体を舐めたり、お皿をペロペロしたら成分が体内に入ってしまっていたかも。。
アロマと同様、アルコールも猫は肝臓で分解できないから有毒らしい。。
 
最近少し元気がない?しかも時々嘔吐の跡がある。。不安が増して慌てて獣医に電話したのだが、中毒症状はよだれを垂らしたりするから、アルコールは揮発するしその程度では心配ないと言いつつも、少しずつ蓄積して肝臓をやられる場合はあると。。。。暑くなって元気がないのかもしれないと様子を見ながら来月血液検査をすることにした。(その後、普通にご飯をねだり、走り回ってたので一安心)
 
そこであれこれ気になりだしたわたしは、食器用洗剤についても見直すことにしたのである。
検索するとたくさんある、ペット用を謳ってる食器洗剤が。しかしペット用といっても犬にはよくても猫にはNGがあるから注意して選びたい。
(※説明は各HPから抜粋)
 

わんにゃん食器の洗剤

【成分】パーム油、パーム核油、クエン酸、トコフェロール、精油(ラベンダー・カモミール・ミルラ・シダーウッド)、精製水
天然成分からできている、ペットにも人にも環境にもやさしい食器用洗剤。泡で出るタイプで泡立てる手間がかからない。
ペットの唾液に繁殖するばい菌の膜「バイオフィルム」という、食器に残るヌメリも少量の泡と天然成分でツルツルピカピカに。パーム油とクエン酸の独自配合とミクロの泡がこの頑固なヌルヌルをからめ取り、簡単に洗い流せる。
ほとんどの人間用台所洗剤に含まれる石油系成分を一切使わず、パーム油、クエン酸、ハーブなど植物性成分100%。そして、その99.9%が生分解する、生分解性能が99.9%ということは、環境にもやさしい優れた洗剤だということ。
「ペットが舐めても大丈夫」とあるが猫に精油はNGだということがわかってないのが残念。犬にはOKだし、人の食器を洗ってもまったく問題なし。

【成分】パーム油、パーム核油、クエン酸、トコフェロール、精製水これは、「わんにゃん食器の洗剤」と成分が全く同じ「ペット用」と、猫のために精油を除いた「猫専用」があって、ちゃんと犬と猫は違うということを考えてくれているのが嬉しい。謳い文句も上記とほぼ同じ。ボトルデザインがこっちの方がシンプルで良いが、ペット用と猫用の区別がボトルのラベルの中のわずかなラインの色の違いなので、間違って買わないように要注意。 

キッチンバブル

【成分】パーム油、パーム核油、クエン酸、リンゴ酸、トコフェロール(天然ビタミンE)、精製水
洗浄効果のあるリンゴ酸、クエン酸、パーム油を使用。トコフェロール(天然ビタミンE)の抗酸化作用で手荒れを防ぐ。着色料・香料・防腐剤等の添加物は一切不使用。天然成分で99.9%が自然に分解されるため、ペットが舐めても安心。
猫の唾液は濃く、ヌルヌルの原因である糖たんぱくを素早く分解。泡立ち、泡切れが良いのでとても使いやすい洗浄剤で、キッチンの油汚れにも大活躍。
 
これはVISIONSという会社のオリジナル商品のようだが、「サラピカ猫専用」と比べるとリンゴ酸が加わっている。 

WAFONA 猫用 食器洗剤

【成分】ヤシ油・パーム核油・炭酸塩・アルキルポリグリコシド・脂肪酸アルカノールアミド・アルキル珪酸エチレート・精製水 
天然植物由来成分食品添加物成分を配合した、愛猫用食器洗剤。天然成分100%で、飲用水適合検査にも適合しているので、安全にに使えるという。泡で拭き取るだけでも頑固なヌメリの原因を取り除くのでアウトドアシーンでも活躍。泡で包まれた汚れは水に戻るので環境に優しい。
今までの製品に比べての利点はこの「拭き取るだけでもOK」ということ。(もちろん水洗いも可能)うちには自動給餌器があるので、さっと拭き取ることができるのはかなり重宝。
ただ、慎重なわたしは、なんで拭き取った時に成分が皿に残らないのか?本当に舐めても大丈夫なのか、不安だったのでメーカーに聞いてみた。
 
***
まず、拭くだけで汚れが落とせるという点については、WAFONAの食器洗剤は、唾液に含まれる菌が形成する膜(バイオフィルム)を植物成分を天然成分の泡に結合させ水へと分解する。配合成分のアルキル珪酸エチレートは表面活性力が高く、水と結合する成分と油と結合する成分がバランスよく構成されており脱脂力に優れているため、ぬめりが水へと分解される。要するに水に還元されるため、舐めても大丈夫ということらしい。
洗剤には界面活性剤が必ず入っているが、WAFONAの食器洗剤はアルキルポリグリコシドという安全性の高い界面活性剤を使用しており、これは洗顔料やシャンプー、野菜の洗浄等にも一般的に使用されている。劇薬に指定されている苛性ソーダを使用せず、温泉成分でもある、安全性の高い天然成分のメタ珪酸ソーダを使用している。
(アルコールや香料は不使用)
〜と親切丁寧に教えてくれた。 
 

アクシエ やさしい食器洗剤

【成分】水、BG、ラウリルグルコシド、パーム油、ラウリル酸ポリグリセリル-12、クエン酸、クエン酸Na、エタノール、炭酸Na、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料
唾液が原因で、食器に残るヌメリ(バイオフィルム=ばい菌の膜)を油汚れと一緒に、キレイに落とす。人用の食器洗剤としても使用可能。
 
これはオレンジ・アップルの香り2種ということだが、香料とエタノール(アルコール)が気になる。それでなくても猫は柑橘系の香りが苦手。お皿に香りが残っていたら食べなくなるのでは?? 

 


そして、そもそもペットの皿を洗うのに、泡立つ洗剤はいらない、重曹で十分ではないか?という見解もあり、なんとわざわざペット用と謳った重曹洗剤があった。 

 

ナチュラル重曹シリーズ 食器洗剤&アクリルたわしセット

【成分】水、炭酸水素ナトリウム

主成分、重炭酸イオンが食器に付いた油汚れを包み込み、浮かせて落とす。そして、付属のアクリルたわしでこすると、たわしの繊維がヌルヌルの原因「バイオフィルム」をきれいに絡め取ることができる。

特許を取得した「重曹電解水」は、重炭酸イオンが汚れと基質をマイナスイオンに帯電させ、お互いが反発し合うことで、「油脂」「汚れ」を乳化・分散して洗い流すという。肌に優しい重曹を原料とした、食器洗剤。界面活性剤フリー&アルコール不使用で、安心安全な洗剤。人犬猫兼用。

 

猫にNGなものまとめ

  • 合成(石油系)界面活性剤
  • プロピレングリコール(PG)
  • エチレングリコール
  • パラペン
  • エタノール(アルコール)
  • 精油
  • 香料

 

界面活性剤や塩素等の化学合成物質は発がん性が高く、必要な油分や細菌まで殺してしまうという。プロピレングリコール(PG)は保湿剤、潤滑剤、乳化剤として医薬品、化粧品、食品、電子タバコなど様々なものに使われているが、猫にとっては危険で要注意、赤血球に異常をきたし中毒症状を起こして死に至ることもあるらしい。

 

猫には精油が厳禁なのことは、もう常識だと思っていたのに未だに精油、アロマを謳った猫用商品があったり、特に、ペット用ウエットティッシュにはNGのプロピレングリコール(PG)が含まれているのが多いことにびっくりする。

猫は犬や人間と肝臓における酵素活性が違うので、花や精油だけでなく、代謝できないものがあることをもっときちんと注意喚起して欲しいし、もっと製造メーカーでも認識してほしいなあ、と思う。

購入するわたし達も、ペット用、犬猫用と書いてあっても「猫に本当に大丈夫か?」とちゃんと成分表示を見て確認したほうがいい。

 

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結局、わたしが購入したのは「WAFONA 猫用 食器洗剤」。拭き取り可能というのが決め手になった。

WAFONAは「毎日使う」こと、「舐める」ことを大前提に、ペット用製品を開発している、と謳っているのも良い。そう、ペットは何でも「舐める」ことをよく考えて欲しい。

犬用、猫用と別れており、界面活性剤・塩素・アルコール・防腐剤・安定剤・合成香料等、化学合成物質は一切使用していないので、安心して使用できる。

アルキル珪酸エチレートによって油汚れも落とすことができるので、人間用の食器洗剤としても使える。とても得した気分。

 

うちは猫様中心、猫様優先なので、これからは猫用食器洗剤を使って人間用にも使うことにした。今もし猫に人間用の洗剤を使っている人がいたら、その成分表示をよく見て考えて欲しい。

 

あ、一つ追加は洗うとき、人間用のスポンジと猫用のスポンジは分けること。人間の食べ物の残り成分がスポンジについている可能性があることもよく考えて。 

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