猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

フランスのお洒落眼鏡「アン・バレンタイン」(1)

何年か前に、買ったばかりの眼鏡をなくしたことがある。その時のショックと言ったら。。度付き偏光レンズだったので、余計高くて確か6万以上したような。。。いつか出てくるかもしれないと信じて待ったけど音沙汰無し。それ以来、眼鏡にはお金をかけないようになった。

頭にかけていることも多いため、のけぞっって笑うとよく落とすし、電車で人にぶつかって鼻当てが折れたりするので、安くて軽いJinsZoffの眼鏡を買うようにしていた。とてもかけ心地はよいし、ブルーライトカットまであって何も不服はない。なにも文句もないんだけど、なんだか少し物足りない。流行を意識したお洒落眼鏡も多い、だけどそれはあくまでオシャレ風、、みたいな、ちょっとした自分の中での不満足感があるわけで。

 

昔買って重いと思っていたアランミクリのフレームに新しくレンズを入れてみたら、装いも新たにすごくしっくりいく感じ、何でしょうね。やはりちゃんとした席やお出かけにはファッションアイテムとしてそれなりのフレームの必要性をヒシヒシと感じたわけである。

 

さて、久々に眼鏡を新調してみようか。

 

欲しい色と型があった。それはデミ丸眼鏡(ボストン型ではない)。ブルーグレーのカラーレンズを入れたい。

いくつか眼鏡屋を覗くうちに、金子眼鏡でいい感じの丸眼鏡KC-06を見つけた。丸眼鏡は同じ丸でもレンズの大きさでかなり印象が変わる。小さいとジョンレノンに、大きいとアラレちゃんになる。

丸眼鏡はボストン型と違ってツルが出ているヒンジの位置が丸いレンズのサイドの真ん中あたりにあるので、耳、目、鼻の位置が決まりやすくて好きだった。

ちょうどよいと思われたそのフレームだが、取り寄せてみると欲しかったデミの色柄が微妙に違っていて、うーんと考えてしまった。色柄に妥協はしたくない。その店の店長さんはとても親切で、いろいろと話し込んでいるうちに、「グローブスペックスに行ってみたら?」と教えてくれた。

 

GLOBE SPECS(グローブスペックス)は渋谷と代官山にあるオシャレ眼鏡のセレクトショップで、欧米ブランドの総代理店でもあり、世界各国のアイウェアブランドを扱っている。実はイタリアで開催される世界一のメガネ店を選出する「BESTORE AWARD 2017」でグローブスペックス代官山店が最優秀賞を獲得したという、日本が誇る眼鏡店なのである。

www.globespecs.co.jp

GLOBE SPECS 代官山店

東京都渋谷区猿楽町14-12A 03-5459-3645

 

早速出かけて行った。オーナが世界中を巡って見つけたという木の温かみがある家具や小物が居心地良い空間を作り出していて、妙に落ち着く。店員さんも何気なくいるという感じで、押しつけがましいところはないのでゆっくりと見ることができる。そこでアン・バレンタインに出会った。

anneetvalentin.com

 

Anne et Valentin (アン・バレンタイン)はフランス南西部の都市トゥールーズでスタートしたブランド。アートに非常に造詣の深いバレンタイン夫妻が「顔をキャンバスに見立てる」というコンセプトのもと、フランスのエスプリに富んだ眼鏡の数々を提供してくれている。

最初にそのコーナーを見た時、「わあ~」っと年甲斐もなく一目で恋をしてしまった。個性あるデザインと色、異素材の組み合わせなど、一見奇抜に見えるけれど掛けてみると不思議としっくりくる。驚いたことに、どれを掛けても似合う、笑。

 

丸眼鏡というのは実際は正円ではない。少し横幅の方が広いのは顔にかけたときに正円に見えるように作られているから。そしてアン・バレンタインで見つけた丸眼鏡「O COOL」はさらにレンズ周りのフレームも均一の幅ではないという、よく見ないとわからないけれど、何とも言えない味のあるフレームだった。大きさもOK。

 

たまご型の顔のわたしは、今までは「いかにも仕事してます風」のスクエア型を好んで使っていたのだが、丸眼鏡の丸いフォルムは表情が優しく見え、親近感も出る上に、ちょっとしたトレンド感もある。ふふふ、新しい自分発見。

 

他にも変形六角形の「PINKY」やモンシロチョウのように小ぶりなバタフライシェイプの「MINICLICK」、キャッツアイスタイルの「FELICITY」などたくさん欲しい眼鏡があったが、1本3万円以上、なかなかそう簡単には買えないので、この先のお楽しみとすることにした。

フランスでも在庫を切らしていたまからの輸入らしく、店に入るのに3ヶ月もかかった。

 

本来なら購入した店でレンズを入れてもらうのが筋なんだろうけど、そこはお財布事情もあって、度付きカラーレンズは家の近くの眼鏡屋の方が安く、そこで完成させたのがコレである。

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なかなか気に入ってるのだが、いまだ「親近感」が湧いたと言ってくれる人はいない。

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