あの声にいつもやられる。
ここ何年か、「もう聴けなくなるんじゃないか」と毎年、公演に足を運んでいる。
なんの派手な舞台装飾も凝った演出もない、シンプルに「声」だけでその広い空間を魅了する、そのことにただ感嘆。
71歳になったばかりの小田和正。
しゃべるとおじいちゃんなのに、歌い出すと青年になる。そのギャップに思わずアフレコ?いっこく堂?小田和正の中に小田和正の子供がいて歌ってる?とか、、、とにかく思わず見入ってしまう。
澄み切った高い声になんだか毒々しい自分のココロまでもが洗われる気がして、しばらくの間その声に身をゆだねていた。
途中に流れるおなじみの映像「ご当地紀行」が好きだ。地元の人たちとのやりとりに、小田和正の素顔が垣間見える瞬間がいい。
小田和正を知らない学生たちもいたりして、そこではただのおじさん。意外にも小学生が知ってたりして思わず顔がほころぶ。
若い頃からそっけない、ともすれば冷たい印象だったけど、年齢とともに人間味が増して、いいなあ、なんであたし小田和正の嫁じゃないんだろう?
「一緒に暮らしたら何もせずにつまんないかもよ」と友人がいう。
きっと家ではほとんど喋らないかもしれないし、家事も手伝ってくれない(そこなのか?)し海外旅行にも連れてってくれない。
それでもいい。才能とあの声があればいいのだよ。
しかしスタイルいいなあ。
こんなに綺麗な足長の71歳はいない。
やっぱりもてたんだろうなあ。
会場内の全員が声を張り上げて歌っていいコンサート、年齢層は高いけど、笑、、みんなが本当に幸せそうに歌ってるのが印象的だった。
マイク、向けられたかったなあ。目が合った気がしたんだが、異様に前向きなオーラにただならぬものを感じとって引かれたに違いない。
次の楽しみは
毎年TBSで放送される「クリスマスの約束」
以前宇多田ヒカルと歌ったときは、感動して固まってしまった。各局にある音楽番組の中では最高峰、珠玉の番組だと思う。