猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

流行りのフラグメントケースを比べてみた件

キャッシュレス生活の中で、お財布についての見直しが進んでいる。ひところ流行ったミニ財布から、カード主体のフラグメントケースとやらに世間の女子たちの注目は移っているらしい。
 
わたしの財布はといえば、GUCCI(グッチ)のラウンドジップの長財布。2015年からクリエイティブ・ディレクターを務めているアレッサンドロ・ミケーレのデザインするトラや蜂、蛇などのモチーフに一目惚れし、その中でも富の象徴である蛇をデザインした財布を、見栄を張って持ってるお金より高い金額で無理して買ったやつ。
しかしこの赤いキングスネークがいつかわたしに富と権力をもたらしてくれるに違いないと信じて使っている。(ちなみに興味本位で調べたこの赤い縞模様の蛇は、ナミヘビ科キングヘビ属に分類される蛇で、ミルクヘビというらしい)
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だが、ここんところのテレワークで自慢気にレジでその財布を出す機会も減り、休みの日はほとんどジャージで近くにしか行かない上に、現金をほとんど使わなくて済むので、カード何枚かと携帯であらゆることが済むようになってきた。
 
そこでこのフラグメントケースに俄然、興味が湧いてきたわけである。
ジッパー付きで、取り出しやすい外側に何枚かのカードホルダーがある、薄くてシンプルな長方形のカードケースのような形をしているのが特徴。
フラグメントケースを買うなら、何もブランドにこだわる必要もない、はい、まさにその通り、その通りなんですが、どうしても財布だけはみすぼらしいものであってはならないというか、いや、それはブランド物を買う理由に全くなっていないが、、、うーん、理由はともあれ、やっぱりまず触手が動くのは、思い当たる幾つかのハイブランドというわけで。
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GUCCI Kingsnake print GG Supreme card case 

サイズ:13 x 7.5 cm        
カードスロット x 4
取り外し可能なストラップ付き キーリング(ストラップの高さ:39 cm)
なんと長財布とお揃いで、いきなり気分が上がる。これはいいではないか!
 

Louis Vuitton (ルイヴィトン) コインカード・フォルダー

サイズ:14.5 x 8.0 x1.0 cm 笹マチあり
カードスロット x 4
オレンジや黄色、ブルーといったカラフルな色がVuitton らしくなくていい。
モノグラムほのかに無地のタイガやダミエ柄がある。
 
ここでやはり個人的にはこのブランドを外しては考えられないMaison Margiela(メゾンマルジェラ)。ブランドを代表する4つの「ステッチ糸」を見つけると何故か気持ちがざわつくのである。
なんとメゾンマルジェラは一見同じに見えるがサイズや型違いがたくさん存在し、しかも毎シーズン形を変えているみたいなので目を凝らして見なければわからなくなる。多分、この種類がある、はず。
 

Maison Margiela ロングレザー フラグメントケース

サイズ:18x 10 x 2 cm  笹マチあり
カードスロットx8
大きいと思ったが、後から考えるとこの大きさでもよかったかも。ただ、黒しかないのが残念。
 
 

Maison Margiela フラグメントケース

サイズ:17 x 8.5 cm    ストラップ付き
カードスロットx8
ストラップがついていて大きさも申し分ない。色の選択肢とマチがないのが苦。
 

Maison Margiela フラグメントケース

サイズ:13 x 7cm 
カードスロットx5
サイズが小さい上にマチがない。
 
さらに見つけたのはMM6

MM6 Maison Margiela フラグメントケース

サイズ:13 x 7.5cm 
カードスロットx4
シルバーがあってすんごく欲しいが小さい上にマチがない(涙)
 
そのほか、MARNI(マルニ)は、バイカラーでカラフル。 

MARNI サフィアーノレザー カードケース

サイズ:13×8×1cm 笹マチあり
カードスロットx4
フロントにエクストラカードポケット 
カラフルな8色展開
 
 
 
そして、そもそも革小物といえば英国の老舗Smythson(スマイソン)。1908年、フランク・スマイソンが世界初の持ち運べるサイズのダイアリーを発売して以来、そのパナマダイアリーを代表として、財布、カードホルダー、バッグなど様々な良質の革製品を発売している。ここの製品ならフラグメントケースも間違いない。
 

Smythson Panama フラットコインケース

サイズ:14 x 8cm    笹マチあり
カードスロットx4
カラフルな7色展開
Smythson のPanamaシリーズ。定番のクロスグレインカーフレザーにスエードの裏地を合わせたPanamaフラットコインケース。申し分のない完璧な形。好きな色があれば買ったはず。
 

Smythson Mara フラットコインケース

サイズ:14 x 8cm    笹マチあり
カードスロットx4
カラフルな3色展開
マラコレクションの特徴であるクロコ型押しレザーと、スエードの裏地を使用したMaraフラットコインケース。マホガニーというちょっと赤みのある茶色に惹かれた。 
 
 
さて、ここに挙げたフラグメントケースは自分好みで勝手に選んだほんの一部だが、たくさん見ているうちに気づいたことがある。
それはマチ。そもそもフラグメントケースはフラットなものなので、マチといっても片側についているマチで「笹マチ」と言うらしいんだが、これが重要。全くフラットで、ファスナーが上部のみにしか付いていないと、開けた時に中の物が取り出しにくいのである。なのでその短い辺の内側に「笹マチ」がついていれば、かなり使い易さが違ってくる。
 
そしてサイズ。短い辺の方があまり短いと、ファスナーの中に本当に物が入らない。小銭だけでなく、お札を1枚3つ折りにして入れたり、表に入らなかったちょっとしたポイントカードも入れるかもしれない。サイズ感からすると、携帯と重ねて持ってちょうどいい大きさ。自分の携帯カバーのサイズを測ったら16.5×8.5cmだった。
 
そしてこれは好みが分かれるところだが、わたしはストラップを付けたい。こんなぺらっとした財布、うっかり失くす可能性が高くないか??ましてや妙齢のボケ婆候補なのに、スマホさえコンビニのレジやトイレに忘れて、何度鬼の形相で走ったことか。初めからストラップがついてるGUCCIやMaison Margielaの一部以外だったら、ストラップの金具がジッパーの取っ手に付けられる隙間が欲しい。
 
これらの条件からすると
★幅は8cm以上欲しい
★笹マチ付き
★ストラップが付けられる
が最低条件。
そこに好みの色があるか??ということになる。赤は財布に使うな(赤字になる?)というし、黒はカバンの中で見えない、茶色は地味、私的にはシルバーかオレンジが欲しかったのだが、条件に合致するものがなかった。色って結構こだわりがあるのでなかなか妥協できない。
一番欲しかったGUCCIの蛇はやはりサイズとマチの無さで圏外に。。。
 
ウンウン唸った挙句、結局手にしたフラグメントケースはLouis Vuitton。オレンジが欲しかったが黄色なども含めカラフルな色は即売り切れており、モノグラムなら黒でもいいかと、再入荷を待ってギリギリ手に入れた。
実物を見ると、サイズ表記より小さく感じるので、やっぱりこれより小さいサイズはあかんかったと再認識した次第である。もうひと回り大きくてもよかったかも。
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実はなかなかフラグメントケースが決められない間に、家でポーターのタンカーの薄い財布を見つけて「なんだこれでいいじゃないか」と思い始めていたのだが、ベルクロのザラザラの部分がお気に入りのコムデギャルソンのジャージにいちいち引っかかってヒイイっとなるので、そのストレスから解放されたのはうれしい。
 
新しく生活の仲間入りしたフラグメントケース。ここ最近のコロナ禍で物欲も消費意欲もなくなっていたが、何もブランドにこだわるわけではないけど、せっかく買うなら自分が持って気持ちが上がるような(こんまり的に言うと「ときめく」ような)ものをじっくり吟味して買いたい。その点ではこのフラグメントケースは久々にいい買い物をしたかも、と一人ほくそ笑むのであった。

 

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