猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

フランスのお洒落眼鏡「アン・バレンタイン」(2)

会社で証明写真を撮り直すという。なんでいまさら?経年劣化で顔がわかんなくなった人が大勢いるのだろうか?そこにカウントされてそうで怖い。

会社の写真撮影が嫌なのは、ちゃんとした写真室で撮るのではなく、蛍光灯の会議室に簡易的に作った撮影場でチャッチャッと撮るのである。女優ライトもなければ、修正も効かないし、おかげで今までの奴はビックリ眼鏡の猿みたいな社員証の写真だ。恥ずかしくて人に見せられないので、アンジェリーナジョリーの写真を貼って使っていた。(機械でピッとやるので誰も気づかない)

さて、困った。お洒落眼鏡はたいていカラーレンズを入れているので、証明写真にはNG。昔のメガネで一番顔が小さく見えそうな太いフレームは、今の写真に使用しているから変えたい。オーソドックスでかつちょっと個性ある黒縁がいい。

ふと、GLOBE SPECS(グローブスペックス)代官山店で最近アン・バレンタインの眼鏡を新調したときに見て気になっていた、Lesca LUNETIER(レスカルネティエ)のフォックス型の「LuLu」というフレームを思い出した。普通の黒縁フレームと違うのは、フロントにブロウラインに沿って面を削ぐようにカッティングが施してあって、キャッツアイシェイプとエッジが格好いいソリッドな印象を与えるので、ちょっと意地悪で嫌味なお局女子社員になるにはもってこい。しかも軽くて掛けやすい。

 

Lesca LUNETIER公式HP

https://lescalunetier.com/

20世紀初頭から、眼鏡の産地として知られるフランス南部のジュラ地方で眼鏡作りを行ってきたレスカー家のオリジナルブランド。フレンチトラッドなデザインのエッセンスを持ち、ひとつひとつハンドメイド製作で造られている。フレームは太めで重厚感のある上品な仕上がり。映画監督スパイク リー や建築家ル・コルビュジェ も愛用していたという。(La corb’sは彼のトレードマークの丸眼鏡のモデル名)

 

証明写真のために眼鏡買うか?だがこれが会社生活最後の証明写真になるに違いないので、抜かりがあってはならない。

 

仕方なくまたGLOBE SPECS(グローブスペックス)代官山店に出かけていった。フムフムと言いながら何度もかけてみる。

▼前回の記事はこちら

www.catsclaw.blog

ここで何気なく他のブランドでフォックス型がないか気になって店員さんに聞くと、なんとあのアン・バレンタインにおススメがあるという。

Anne et Valentin 「OCTET」

▼pinterestのイメージ

https://www.pinterest.jp/search/pins/?q=Anne%20et%20Valentin%20OCTET&rs=typed

フォックス型で華奢になりがちなのを、なんとサイドのテンプルが約13ミリという太さ。テンプルが太いのはわたしの好みの中でも重要な部分である。(オークリーなどはその欲求を満たし、さらにテンプル先がずり落ち防止のラバーになっているため申し分ない)

 

ただ、店にあったのはフロントが黒でテンプルが赤というかなり強い印象のカラー。派手すぎる。一歩間違えるとコメディアン?オールブラックが欲しいの。だがそれが発売されたのはもうかなり前で、おそらく市場在庫がもうその限りで、果たして在庫があるかどうか??と言いながら店員さんが親切にフランスに連絡して聞いてくれたところ、なんと!1点だけあった!さすが代理店グローブスペックス!そしてこういうのは縁というもの。大切にしようではないか。レスカの「LuLu」も捨てがたいが、やはり世の中で残り1点のアン・バレンタイン「OCTET」を買うことにした。

 

フランスの眼鏡フレームは総じて鼻当てが低い(というかない?)ので、鼻当てを盛ってつけてもらうことにしている。わたしは鼻当てにクリングス(箱足)=パッドを取り付ける細い金具がある眼鏡はだめで、何故かというと、頭にかけてる時に、髪の毛にいちいち引っかかるから。前髪が薄毛になりつつあるのにこれ以上減らされてなるものか。綺麗に盛り付けてもらった鼻当てはまるで最初から付いていたかのように自然な感じ。

今回はフランスから意外と早く届き、度のついたレンズに変える前に、無事証明写真を撮り終わり、それから少しブラウンのカラーが入った度付きレンズに変更した。

よく見たら、フレームの表は黒だが内側は紺色で、まあそこは返ってフランスのエスプリが効いているようでよい。ちょっと重めなのが気になるが、、、、

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眼鏡ってちょっとした小道具だけど、家の中や普段使いは軽くてお手頃価格の眼鏡でもいいけど、やっぱりいざというお洒落時には重要なポイントになる。そんな眼鏡にアン・バレンタインはとっておきだ。

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