猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

浴室リフォーム奮闘記② 工事までの手順

さて、メーカーが決まってからやることの手順は以下の通り。
 
①メーカーからカタログを取り寄せる
最新のカタログを取り寄せて、どのタイプにするか、どんなオプションがあるのかをまず把握する。これをしておかないと、必要のないものがセットになっていたり、業者によっては高いものを勧められてしまう。
 
②メーカーのショールームで見積もりを取る


ショールームに行って実際の色や質感や使い勝手を確認する。

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小さな模型で雰囲気を確認することもできる。

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頼むと担当がついて選んだ部品で定価の見積もりを作ってくれる。見積もりと写真イメージと図面の3セットをくれる。

基本的には値段ランクでシリーズが決まっているのでどのタイプかを選び、オプションをつけたり変更したりする事になる。いらないものは削除すると値段が引かれる場合があるのてよく相談すること。

これがまず先。これがないと業者が見積もりを作れないから。
もちろん業者が先に決まっていれば一緒にショールームに行ったり、業者によってはメーカー用の見積もり作成システムを使えるようになっていて、作ってくれたりもする。

③ 施工業者選び〜下見〜相見積もりをとる

で、工事費も含めて実際にいくらかかるの?」というのが一番知りたいわけで、ここで何社か相見積もりをとることにする。この時、業者によってLIXILやTOTOの割引率が違うことに注意。

大抵、50〜65%引きになる。だが、この割引率が高くても、工事費で高く取る場合もあるというのでますます注意して見積もり全体をよく確認。

 
わたしが利用したのは「リショップナビ」と「SUUMOリフォーム」という2つのサイト。
家の場所や浴室の条件などを打ち込むと、何社かそれに合った業者さんを紹介してくれる。たまたま同じマンションで改装していた業者と、友人からの紹介も合わせて9社から見積もりを取ることに。
これ、、多すぎ!のちに自分の首を締めることに気づく。

全ての業者がまず下見に来るのである。そのスケジューリングに四苦八苦。
だが、やはり面倒でもやってよかったかも。各々の会社の特徴がよくわかる。メールが雑でぶっきらぼうな所、下見の際の丁寧さや知識も業者によって全然違う。下見に来るのは営業であったり、工事監督であったりその会社の社長であったりとまちまちだ。

メールのやりとりが多いのだが、自分も働いていて、こういう時、宛名がないとか、末尾に会社名入りの署名がなくて一見どこから来たのかわからないとか、雑な書き方とかがつい気になってしまう。
のちに気づいたのは、大手はさすが窓口がしっかりしているのでメールの返答もかなり丁寧だし質問の答えもポイントをついている。小規模の工務店はメールが雑だし答えが抜けてるし返信も遅いところがある。(全てではないですがたまたま今回そうだった)
 
でもそれは、あまりにも忙しくて毎日外回りをしているせいで、悪気はないのだろうと寛大な心で理解できるようになってきた。(本当はイライラする)
実際、選んだのは見積額が2番目に安かった、大手ではない小規模な施工会社だ。大手は工事を下請けに出し、電気もガスも別々に呼ぶためいちいちマージンが乗っかって高くなるし、工事日程も、早いところはユニットバスなら1〜2日間でできるというのに対し、1週間にもなる。(1週間も風呂に入れないなんて、、)自分のところで電気もガスもなんでもできる業者の方がコストも工程もかなり抑えられる。
 
窓口の拙さにいちいち目くじら立てても仕方ないし、要は工事する人のスキルの問題だ。「工事人のレベルが高い」というその業者の窓口の言葉を信じることにした。

ただ中にはうーんという会社もあった。
下見に来た後、なかなか見積もりが来ないところ。そのほか下見の際、暖房乾燥付き換気扇に関して「ここの機種は3室だ」「この職について20年以上やっていればわかる」とドヤ顔で言われたのだが、後から東京ガスなどが来て調べたら「今は1室だけど2室にすることもできる」のが正解だったことで、それをメールで問うたら音信不通になってしまった。。。苦笑。
また、話し方がセカセカしていて、ラフすぎると感じていた業者も、速攻で見積もりは来たものの、質問をしたら返信がない。会社に電話して聞いたら、「できないことがあるんで、それなら他の業者の方がいいのでは?」とこれもまた不躾な口調で言われてしまった。

こういうところがあるのだと今回すごく勉強になった、というのが正直なところ。ピンキリである。

 



④問題点をクリアする
相見積もりをとる上では、料金に影響があるのである程度細かいところまで必要なことがある。
うちの場合大きな問題があったのは3つ。
 
・暖房乾燥換気扇
暖房乾燥換気扇には電気かガスか1室とか2室、3室とかあって今の状態が何なのか?何に変えればいいのか?が業者によって言うことが違う。
⇒結局うちの今の状態は、ガス式で中間ダクトがある1室仕様で、中間ダクトを通じて洗面所にも換気扇がある。それを中間ダクトを外して浴室と洗面所の2室仕様にすることに。
なので、購入するのは2室仕様の暖房乾燥換気扇となる。
今まで通りガス式のままにする。今はガスも電気も威力は変わらないというが、今までのガスの仕様があるのなら乾燥はやはりガスのほうがいいだろうという判断。
ちなみに換気扇はカビ対策のためにも24時間換気機能がついてることが絶対条件!
 
 
・カウンター
カウンターは物を置くところだが、その位置(高さ)をメーカーが決めていて自由に変えられないというのである。
変えると保証対象外とか融通が効かないことをいう。TOTOの場合、浴槽の高さよりカウンターが低いのでシャンプーなどの物が取りにくいと、なんとか浴槽の高さに合わせて欲しいと奮闘したが、そもそも水栓の位置を配管の都合で変えられないため、その下にあるカウンターも位置が必然的に決まるとのこと。それに、TOTOのカウンターは物を置くというより、洗面器を置く用なのだとか。。(うちには洗面器はない)
さらにカウンターの下に床ワイパー洗浄器をつけるなら尚更カウンターの位置は変えられないということがわかり、断念した。
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・床ワイパー洗浄器
定価でも7万以上する床ワイパー洗浄器、まだ発売して何年も経っていないのでレビューも少なく正直つけるかどうかを悩んだ。水圧条件が0.10メガパスカル以上でないといけないのだが、うちは水圧に不安があるため迷っていたが、水圧は壁のパネルを外さないと水圧は測れないらしく、諦めようとしたら「万が一水圧が条件より低かったら代金は入りません」と言われたので、つけることにした。床ワイパー洗浄器はカウンターに取り付けられた状態でTOTOから届くので、後からキャンセルできないためだった。
 
⑤見積もりに合意し契約
多少の金額の変更はありということで、契約書、といっても簡単な総額と支払い方法を書いたものを交わす。クーリングオフについてだとか、工事前と工事後に半々ずつ支払うという内容。
ただし後からもっときちんとした契約を交わすべきだったと思う。TOTOに変更した後、部材を変えたりするととなかなか見積もりが来ないまま工事日が近づき、前金はいいと言われた。なんだかいい加減な印象。
 
⑥職人工事人の下見

・手すりなどの位置ぎめ
・暖房乾燥換気扇の種類、付け方
・窓のドア制作に関する作業

・工事日数や工事の手順や工事時間、

・いつから風呂が使用できるか?

・養生の範囲

 

など、この時に細かい詳細を職人に直接確認しておくことが大事。特に手すりなどの位置は、言わないとメーカー推奨の位置に勝手に付けられる。外で壁のパネルに穴を開けてから持ってくるので気づいた時には間に合わない。
この時、施工業者の窓口の人も知らないことがたくさん出てくるし、窓口は全くあてにならないと思っておいた方がいい。事前に質問事項をまとめ、職人と直接話してわからないところは徹底的に聞いておくべき。


⑦発注
メーカーへの発注は施工会社から。今回はTOTOへ。暖房乾燥換気扇はリンナイへ。
コロナの影響でTOTOの暖房乾燥換気扇は発売を中止していた時期。でもこういうのはおそらくメーカーのOEMだと思うので、専門メーカーでよかったと思う。うちは給湯器がリンナイなので、何かあった時、点検が1つのメーカーで済むのがいいと思って決めた。
しかし、後から知ったのだが、10月からTOTOが値上げだったので、ギリギリ値上げ前に発注できてホッ。こういうタイミングはたまたまだったが、正直言ってもっと早く業者から教えて欲しかったところ。こういうところが業者の頼りない。あるいは値上げした方が儲かると思ったのか??
わたしは電話でTOTOのリモデルサポートデスクの人にたまたま機能の質問をしている時に教えてもらったのである。ここはショールームよりも機器に詳しく、本当に親切で頼りになった。


さて、次回はいよいよ工事に!
 
 
(…次回につづく)
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