しばらく置き去りにしていたスニーカー熱が再燃している。オミクロンのせいで外で遊べない分、ネットをウロウロする時間が増えたせいだ。
なぜか今ナイキが気になる。正直、アディダス派のわたしはナイキならNIKE AIR VAPORMAX FLYKNITしか足に合わず、長年愛用しているものの、飽きてきた感もある。それに新作のVAPORMAXがイマイチなのも。。
そこで何気なく見ていたスニーカーサイトで「なんでこんなに人気あんの?」と前から疑問だったAIR JORDAN1に目が留まった。シグネチャーモデルの中でも、この世で一番有名なのがこのスニーカーだろう。
しかし、そもそもわたしはAIR JORDAN1とDUNKの違いもよくわからない人間だ。さすがにAIR FORCE1はなんとなくボテっとしてるからわかるものの、結局みんなバスケットシューズですよね?くらいの知識。全く興味がなかったのだが、オミクロンがわたしに「もっとよく見てみろ」と囁くのである。
それにしても色のバリエーションがすごい。
マイケルジョーダンが所属していたNBAのチーム「シカゴブルズ」のチームカラーを思わせる赤・黒・白の組み合わせ、シカゴカラーが基本なの?というか人気らしい。
だが自分はそもそも靴は白か黒のモノトーン派なので、カラフルなスニーカーに触手が動かないんですが。。
ところがあまりにも多いそのカラバリに、だんだん引き寄せられていくではないか。
ふむふむ、「チップ」と言われるトウの部分と「つま革」と呼ばれるアッパーの色は同じより分かれてる方がいいんだな、とか独り言を言い出した時にもう脳からヤバい熱波が、、、
しかしカラバリ以前に、実はAIR JORDAN1にも種類があることに気づいた。
AIR JORDAN 1には HIGH、MID、LOWと高さの違いがあり、RETRO HIGH OGと ZOOM AIR COMFORTがある。
ちなみに
DUNKにも HIGH、MID、LOWと高さの違いがあり、HIGHとは別にDUNK HIGH UP という厚底のもある。
AIR FORCE 1にも HIGH、MID、LOWと高さの違いがある。
そしてサイズ。
これがまたややこしい。普通にメンズとウィメンズだけでなくGS(Grade School)というジュニアサイズが存在するがこれが子供用と言いつつ、ウィメンズの代わりだったりもするのである。ものによってはメンズとGSだけの展開もある。またメンズだけど23.5など小さいサイズ展開をしているものもある。
GSのサイズ感をナイキやスニーカーショップの人に聞いてみると「レディースより小さめ」という人と「レディースよりやや大きめ」という人に分かれた。おいおい、はっきりしてくれ。
ナイキの公式オンラインではまあほとんどが売り切れていて、そもそもいろんなサイトで見かけたAIR JORDAN 1はどこにあるのやら。仕方なく、とりあえず履いてみたくてオンラインで購入したのがAIR JORDAN1ZOOM AIR COMFORTとDUNK HIGH UP。どちらもウィメンズである。
売れ残ってるんだから人気がないのかしら?と思ったが、AIR JORDAN1ZOOM AIR COMFORTはブラック地にスウッシュとロゴが赤という地味目のカラーで、DUNK HIGH UPはホワイト一色。好みのカラーなんですけど?
試着してびっくりしたのは、こんなローテクシューズなのにすごく履きやすいってこと。これが人気の秘密なのか?
だがDUNK HIGH UPはスウッシュの上に小さいスウッシュがあって気に入ったものの、ホワイト一色だとそれわかんないし、物凄く膨張して見えることがわかり、これは2トーンの方がいいと返品してしまった。
しかし欲しかったコレはサイズがない。
このグリーンは良さそう。。
さてAIR JORDAN1ZOOM AIR COMFORTの”ブラック地にスウッシュとロゴが赤”も地味目でも主張がありわたし好みである。赤黒のチェックのコートに合いそうだ。だけど履いてみるときに気づいたのが、え?履き口の革が切りっぱなしでスポンジが見えるの?そーいうものなの?履く時にスポンジを破らないかとかすごく気を遣ってしまうではないか。
それでAIR JORDAN1マニアの人たちのいろんなクチコミを見ているうちに、なんとなくわかってきたことがあった。
単純に結果から言うと
□ジャンプマンロゴ
□ZOOM AIR
□MID
□パテント
これらはマニアの人たちから敬遠されているワードらしい。
ジャンプマンのロゴはエアジョーダン3で初めて採用されたのでオリジナルではないし、ジャンプマンのロゴを見ただけで気持ちが萎えてしまうという人もいるとか、笑。
ZOOM AIRは、スポーツ選手も後押しするほどの"履き心地"と"快適さ"を追求したクッショニングで、いいじゃないかと思うのだが、改良して実用性をアップしてることが、でもオリジナルじゃないでしょということなのか。
またOGモデルがナインホールと呼ばれる9つの穴に対して、OGモデルではないエアジョーダン1はエイトホールと呼ばれる8つの穴というのも、どうでも良さそうでどうでも良くないのである。「MIDはダサい」というワードもあちこちで見かけた。
パテント(エナメル)はわたしも好きではない。
要するにAIR JORDAN1はRETRO HIGH OGでないと認められないの?って感じなのである。RETRO HIGH OGはオリジナル販売当時の形やディテールを忠実に再現したモデルだ。
えーそうなの?だからZOOM AIR COMFORTが売れ残っていたのか?
しかし、1月20日に発売予定だった赤・黒・白のカラーのZOOM AIR COMFORT、ものすごく発売を心待ちにする人たちでいっぱいなのは何故??それはどうもこの基本の「シカゴブルズ」のチームカラーだかららしい。「パテントでもZOOM AIRでもこの際買う!」というクチコミでいっぱいだった。うーむ。
とにかくAIR JORDAN1RETRO HIGH OGは新色を発売するたびに売り切れ(というか抽選の争奪戦でなかなか買えない)プレミアムがついて再販される。何色もコレクションにしている人たちも多い。どうせ買うなら売れるスニーカーがいいが、最後まで履き潰す愛着が持てるならRETRO HIGH OGじゃなくてもいいんじゃないか?
ちなみにわたしの好きなモノトーンは「PANDA(パンダ)」という愛称でAIR JORDAN 1でもDUNKでもAIR FORCE1でもものすごく人気らしい。
ソールの機能に関しては、AIR JORDAN1、AIR FORTH1は名前から分かるようにミッドソールにAIRが搭載されているが、DUNKにはAIRがない。いわゆるノンエアでもともとはAIR FORCE1の廉価版のバスケットシューズで発売されたものらしい。
だが履き心地はどれも大差なく、ただAIR FORCE1はクッショニングは良く感じるがソールが厚い反面反りが悪いという。
足幅は、AIR FORCE1>DUNK>AIR JORDAN1で、AIR JORDAN1がやや細身に感じるとのこと。
これはまずはAIR JORDAN1RETRO HIGH OGを履いてみないことには、なんとも、である。
市場で売り切れたスニーカーを買うのに便利なのがスニーカーダンク。このサイト、仕組みもよく出来てて、新品も中古も日々値段が変動しながら次々に出品者がスニーカーを出品してくれる。当然定価より高いが、値段を決めてオファーもできる。売れたスニーカーは一旦スニーカーダンクに送られ「本物かどうかの鑑定」を受ける。合格すれば購入者に送られて、そこで初めて購入が成立するという仕組み。
目を皿のようにしてAIR JORDAN1RETRO HIGH OGを探し、サイズを探し、ポチったのが新品の「Air Jordan 1 Retro High OG Bordeaux GS」そう、GSサイズである。ウィメンズと同じ24cmが合うかどうかはもはや賭け!ボルドーと白の組み合わせにシルバーのスウォッシュという粋なやつである。これなら!というカラーで値段が妥協できたのはこれだけだった。定価は14,300円のところ、手数料入れて5,000円くらいのアップ。
恐る恐る箱を開けてみた。
お。なかなか良いではないか。サイズもちょうど良いというかちょうどよ過ぎるか??0.5あげてもよかった?
ZOOM AIR COMFORTのウィメンズ24cmと比べてみた。
ソールの長さはほぼ同じ。ところが幅が、、GSの方がかなり狭い。外反母趾の足に合うだろうか?素材は天然皮革なので多分履いているうちに少し伸びてくれると思うから、ギリギリ合格いったところでホッとした。
エアジョーダン1に使用される革素材は、「シュリンクレザー」と呼ばれる定番の光沢のあるシボ革、一般的な天然皮革である「スムースレザー」、合成皮革の「シンセティックレザー」、パーツによっては「ナイロン」が使われる事もあるらしい。
履くといやーカッコいいではないか!!
ああ、まずい。これは他の色も欲しくなってしまいそうである。DUNKもAIR JORDAN1も色によってはいいかもしれない。
ハイカットは脱ぎ着が面倒だが、一日靴を脱がない日ならそこまで気にする必要はない。いやーこれは何の服に合わせるかなどすごく楽しみである。
久々のスニーカー購入、しかもナイキで、気持ちが高揚してしまった。こんなことでこんなに楽しくいられるなんて、旅行行くより安上がりで、笑、、オミクロンのやつ、お前がいてもこんなに楽しんでるぞと見返してやりたいくらいである。