猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

RIZAP日記:1ヶ月後、ケトン食事法の罠

コレステロール値の上昇

RIZAPで2ヶ月間限定トレーニングを始めて半分の1ヶ月が過ぎた。体重−2kg、体脂肪−2%と、トレーナーも「このくらいの減り具合がちょうどいい」という数字である。だが、あと1ヶ月で体重は良くても体脂肪が理想(=若かりしイケイケ全盛期)になるには、ここでラストスパートをかけなければ間に合わない。

そう思っていた矢先、ちょうど会社の人間ドック検診があった。1ヶ月間でもこの低糖質食を続けてきたからには、それ相応のいい結果が出ているに違いない。そう思ってウキウキ開いた血液検査の結果を見て愕然とした。LDLコレステロールが198??「精密検査、要治療」の域である。はい?なぜ?
 
LDLコレステロールは悪玉コレステロールのことで、HDLコレステロールの善玉コレステロールとのバランスが大事。もちろん多すぎてはいけない、動脈硬化の指針であり、動脈硬化をそのまま放っておくと脳卒中心筋梗塞の原因になる。
 
何ですかーーーーーー??これ?
確かに昨年の人間ドックでも少し高めではあった。それはタピオカミルクティーの飲みすぎだと自覚し、自戒して経過観察だったのを、このコロナの騒ぎで血液検査をするのをすっかり忘れたままになっていたのだが。。。しかしこの1ヶ月間、低糖質生活をを始めていたのになぜ上がる???
 

ケトン食事法とは

RIZAPの低糖質食事法は、いわゆる「ケトン食事法」である。
ケトン食事法とは、糖質・炭水化物の摂取を出来るだけ減らし、通常エネルギー源として体内で使われている糖を枯渇させる。その時、ケトン体が発生し、そのケトン体がエネルギーとして使われる状態になり、脂肪が分解されて痩せる、とうロジックの食事方法である。
 
この時大事なのが、低糖質だけでなく、「低糖質+高脂質」の食事にすること。糖質制限だけでは、エネルギーが切れて低血糖になり、すると筋肉がどんどん分解され、筋肉量が減るために基礎代謝が落ち、リバウンドしやすい身体になってしまうのである。これがよくある低糖質ダイエットの失敗。
低糖質のエネルギーは代わりの脂質で補われる。なので、RIZAPでもタンパク質だけでなく「脂質を摂るように」とうるさく言われるのである。
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ケトン食事療法の糖質制限は徐々に糖質を落とすのではなく、一気に50g以下に落とすところから始まる。一般的な糖質制限は糖質80〜130gというから、50g以下いうのはかなり厳しい制限である。
 
RIZAPではそれを2ヶ月間きっちりと行う。そうすることによって早く糖を枯渇させ、ケトン体を発生させていわゆる「糖回路」から「ケトン回路」にスイッチを切り替えさせるのである。
50g以下というのは野菜や調味料に入っている糖質の量ギリギリなので、ご飯やパンはもちろん、果物、根菜類も禁止される。
 

MCTオイルの勧め

そして食事の中の脂質というのは肉や玉子、魚などに含まれている脂質や調味料、ドレッシングなどに含まれる脂質だが、普通の食事で80g以上の脂質を摂るのはかなり大変。特にわたしは脂っこい食べ物は好きでない。
ここで推奨されるのがMCTオイル(中鎖脂肪酸)である。MCTオイルはココナッツオイルを精製したものだが、無味無臭で何の料理にも使え、脂肪燃焼効果が時に高いことで知られている。
わたしは、一日大さじ2〜3杯のMCTオイルを朝食と昼食時に摂るように勧められた。大さじ2杯で30g近い脂質が摂れる計算になる。スープや味噌汁に入れたり、サラダドレッシングと一緒に、そしてなんと納豆に入れると玉子の白身を混ぜたような食感になって美味しいし、プロテイン飲料にも入れると良いとされている。みんながよく知るところではコーヒーに入れるのが流行っていたような。。
 
脂質は脂質でも良い油を」と言われるが、MCTオイル(中鎖脂肪酸)以外では不飽和脂肪酸のこと。それはオメガ3と言われるアマニ油など(n-3系脂肪酸)やオリーブオイル(n-9系脂肪酸)のこと。糖質の代わりにこれらを摂ることで、健康にもよく、エネルギーにもなる。
 
そしてここで気をつけなければならないのは飽和脂肪酸=動物性脂質である。この食事法をする人が陥りやすい罠は、タンパク質、脂質を摂れと言われて、肉を摂りすぎること。わたしも最初は「毎日焼肉じゃん♪」とはしゃいだのだが、そもそも「焼肉のタレが糖質が多くてNG」と言われ、焼肉のタレのない焼肉なんて、、と意気消沈。。。いや、そもそも肉の脂は摂りすぎるとあまり良くない。飽和脂肪酸の油はMCTオイル(中鎖脂肪酸)に比べて燃えにくく、身体に残りやすいらしい。。。
 

LDLコレステロール値が上がった理由

ここで人間ドックのLDLコレステロール高値の問題に戻る。
毎食タンパク質を20gずつ摂るように言われていたわたしは、朝の納豆とゆで玉子1個を習慣にしていたが、それでも20gには届かないでいた。その時トレーナーから「玉子3個でもいいですから」と言われ、「え?3個も無理、せめて2個までだね」と言ってそれを実践していた。
そして間食にはチーズをひとかけら。何より嬉しかったのはチーズを食べていいこと。乳製品はダメだと思っていたが、チーズはタンパク質と脂質を含むので、いいらしい。サラダにパルメザン粉チーズをかけると美味しさ倍増!
 
ところがこれがLDLコレステロールをあげることになったのである。RIZAPに通いだしてから焼肉に行ったのは1回だけ。でも玉子とチーズをそんなに毎日食べていれば、さすがにコレステロール値は上がるんだそうだ。医者の意見では「RIZAPに通ってる人でコレステロール値が上がる人が多い」「その時の食事内容で、短期間でもコレステロール値はすぐに変わる」
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おまけの話でいうと、LDLコレステロール高値=動脈硬化のリスクを不安に思ったわたしは、念のため病院に検査に行った。そして血圧脈波検査の結果なんと「動脈硬化の疑い」と出たのである。
ただ、泣きそうなわたしにそこの医師が言うには、「動脈硬化の原因は脂質ではなく糖質である」え?話がよく繋がりませんが。。。「炭水化物や甘いものが好きな人に動脈硬化は多く、脳梗塞、心筋梗塞、認知症のリスクが高くなる」ということが最近わかってきたと言うのである。わたしの動脈硬化は、RIZAPを始める前から始まっていたのかもしれないと、それを聞いてふと思った。
 
LDLコレステロール値が上がったのは確かに、RIZAPで玉子やチーズを勧められるままに食べていたことが原因に違いない。これについてはその後3人もの医師に尋ねたが、3人とも「あり得る」と肯定した。
ただ、動脈硬化は、その前まで脂質はあまり多くなく、炭水化物や甘いものが大好きなわたしの食生活のせいだったのではないだろうか??パンが大好き、タピオカミルクティーや練乳がけ宇治金時、練乳がけ白くまアイス、、あんこ菓子、チョコレート、ケーキ、、普通に食べていたつもりだが、換算すればその量は多かったかも。。。
そのせいで始まっていた動脈硬化は、1ヶ月の低糖質生活ではまだ改善されなかったのではないだろうか?
 

低糖質+高脂質は間違っていないのか?

さらに検査に行った病院の医師から渡された資料は「糖質制限のおすすめ」というまさに低糖質食事法について書かれたものだった。RIZAPの「糖質50g以下」よりは制限の緩やかな、いわゆる低糖質食事法を日頃から心がけるように勧めていた。(実はRIZAPにも糖質120gコースがあることはある)
ついでに「良質な油によるケトン体摂取のおすすめ」というMCTオイルの資料までも。。。
この病院では、MCTオイル、アマニ油、オリーブオイルの3種の油を毎日大さじ1杯ずつ、朝晩2回、あるいは3回摂ることを勧めていたのである。
 
MCTオイルのオススメ⇒仙台勝山館MCTオイル
 
なる〜。いろんなことが合点がいった。そして、その病院で再度血液検査した結果、LDLコレステロール値は1年前の値と同じくらいに下がっていた。(それでも高めだけど)人間ドックでの血液検査から1週間で、玉子とチーズをやめただけで下がったのである。
 
わたしのLDLコレステロール高値はRIZAPでも問題にしたので、それなら「低糖質、高脂質」から糖質を少しあげ、脂質を減らす方針に変えようとトレーナーから提案があった。
最初はMCTオイルが中鎖脂肪酸とはいえ、結局は飽和脂肪酸なんだから、とりすぎたんじゃないか?と疑っていたので、わたしも食事法を変えた方がいいのかも、と一瞬思ったのだが、病院で渡された資料を読んで、「やはり低糖質食事やMCTオイル自体は間違っていない、ただし、玉子やチーズなどの動物性ものもは控えた方がいい」と考え直した。
 
RIZAPが提唱する低糖質食事法は間違ってはいない。ただ、不満があるとすれば、まずリスクを説明しなかったこと。
この食事法をする場合、コレステロール値が上がる人が多いというのはトレーナーも知っていたのである。であれば、高齢者に対しては特に注意すべきで、玉子を朝3個食べていいとは安易に言ってはいけないし、動物性タンパク質、脂質を摂るリスクはきちんと説明すべきである。
 
そしてすぐに糖質を上げて脂質を下げる食事に変えようとしたのだが、そこでも慎重になったわたしから質問をされて初めて答えるあたり、、「それって後半の効果が半減するんじゃないですか?」⇒「減り方は緩やかになります」「それってパサパサにならないですか?」⇒「なります」、、、「パサパサ?そんなのダメに決まってるじゃん、女性は特に」と思うのである。
 
自分から「玉子とチーズをやめて、今まで通り低糖質であと2週間!」と判断しなければならなかったあたりが、どうも頼りない。
LDLコレステロールが上がった理由を正確に知りたかったし、今までの方法で成果が出ていただけにそれを志し半ばで変更していいか不安、、そういういざという時にもっと的確な説明と答えを示して欲しかったと思う。
何人もの医師に意見を聞き、わたしがたまたま行った病院の医師が同じような低糖質食事法を勧めていたから、原因を理解し、自分の選択に自信が持てたわけで、それがなかったら、混迷していただろう。
 
ちなみにRIZAPでも栄養士や専門医師のサポートというのがあるが、電話してみたけどあまり大した答えは得られなかった。医師とは直接話せず、栄養士を介して聞くのももどかしい。
RIZAPに全てを任せ、とにかく言うことを聞いてみよう、言う通りにしていればいいと思っていたのだが、やはり自分の身体のことは自分で考えなければならないというのが、今回の騒動で得た教訓である。
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