猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

マクスを買うときの注意2

日本全国民どころか、マスクをする習慣さえなかった世界各国の人たちのマスク姿が日常になってきている。その形態や着用の姿もまちまちで、それ、効果あるの?という姿もチラホラ見かけないわけではない。
マスクについてはいつも気になっていたので、しつこいかもしれないが、一般消費者としてここ最近のマスクのネット販売で思うところを再度。。。
 
今ではかなりネットだけでなく薬局や雑貨店などで購入できるところが増えてきた。一部価格も下がってきている(今安いところで@32円くらい?)みたいだが、それでも高い。噂によると材料の不織布が高騰しているのだとか?しかしまだまだ続きそうな新型コロナウイルス感染、、マスクも需要は収まることがないように思う。
 
日本で販売しているマスクの80%が中国製ということだったか? でもシャープのマスクや、日本の大手メーカーのものが買えないので、結局ネット販売ではほとんどが中国から直接輸入しているものを買うことになる。
日本のメーカーも中国で製造しているものが多いのでそれ自体は問題ない。だが、やはり直輸入しているものはピンキリで、とにかく今のうちにマスクで稼ごうとしているのか、本当に品質が信用に値するのかどうかを我々一般消費者が判断するのは難しい。
 
マスクを買うときに、注意したいのは、「何のためにマスクをするのか?」その目的にあったマスクを選ぶということ。それは、イコール「そのマスクがどのくらい微粒子を遮断できるか?」ということである。
 
ちなみに、微粒子の大きさと検査の種類は
花粉(約30μm)>バクテリア飛沫 BFE検査(約3μm) >ウイルス飛沫 VFE検査(約1.7um)> ウイルス単体 PFE検査(約0.1μm)
 
花粉やホコリ防止程度で良いのなら、それ相応のマスクで良い。でも今新型コロナウイルスの感染を予防するためなら、わたしは「花粉対策用マスク」ではなく「ウイルス対策用マスク」を買いたい。(注意:それでも完全に防げるものではない)
 
そこで、わたしがマスクを購入するときに気をつけているのは以下の点。
 
①遮断率試験BFE、PFE等の検査結果カット率%が表示してあるか
②遮断率試験BFE、PFE等の検査機関が中国か日本(カケン)か
③FDA(アメリカの医薬品認証)/CE(EU安全基準条件)認証があるか
④不織布にメルトブローンを使用しているか
⑤耳のゴムは平ゴムの方がいい(幅広平ゴムがベスト)
 
遮断率試験というのが一番重要で、「ウイルス対策用マスク」を買うなら、このPFE試験で98%以上のカット率に合格したものがそれに当たる。なので、その表示を目を皿のようにして探すのである(あっても表示が小さいっ)。
 
これら全てを網羅しているものは少ないし、全部記載しているところもあまりない。①か③どちらかでもあればいいと思うかもしれないが、①は微粒子のカット率の検査結果、③は品質、とそもそも内容が違うので、わたしだったらどちらかというと①②を重視する。④は不織布にも色々あって、このメルトブローンはフィルター効果に優れている緻密な構造の不織布、といったところか?使用していれば売りになるので必ず記していると思う。⑤はあくまで着用感の好みの問題。丸ゴムより平ゴム、それも5ミリほど幅のある安定感のあるやつがいい。
 
以前購入したマスクの例。その時は急を要していたので、「ウイルス対策」と説明文や箱に記載していただけを信用して購入したが、検査結果表示がなかったので、店に問い合わせしたところ、実はBFE、PFEの検査をしていなかったり「きちんと品質管理しています」という文面だけの答えだったりして、あまり信用ができない感じだった。
試しに使用してみたものの、ゴワゴワしていて、使用感がよくないけれど、性能まではわかる術もない。。。結局ウイルス用には安心して使用できないので、やむなく返品した。今後事前にきちんと確認しようと反省した次第で、なので自戒を込めて記している。
 
FDA(アメリカの医薬品認証)CE(EU安全基準条件)の認証も、写真をアップしていたりするけど、本当にその製品のものかどうかを見極めるのは難しい。だから、気になるなら店に事前に問い合わせをし、それで自分が納得してから買いたい。
 
そもそも、マスクは日本国内において雑貨品扱いらしい。医薬品扱いではない?それにはちょっと驚いた。ただそれだけに、「感染症を予防」するかのような表記は『薬事法違反』となる場合があるらしい。特定の細菌やウイルス、症状名を上げるのもNG。「花粉」は良くても「花粉症」はNG 、とか、、そんなことを知ってしまうと、ネット上に溢れているマスクで怪しい表記はたくさんある。
だからこそ、わたしは曖昧な効能のうたい方より、検査結果をきちんと表記している店を信用する。
もし本当にウイルス対策をきちんとしたいなら、PFE遮断率試験の基準をクリアしたマスクを購入するのが望ましい。一歩譲ってBFEまでか。。。そして、それがマスクの外袋などに記載されている商品を選びたい。
 
これは、あくまでわたし個人のマスク購入における注意事項であって、そこまで気にしなくても良い場合もたくさんあると思う。ただ、こういう検査基準があることを知っておいて損はない。
そしてくれぐれも、PFE遮断率試験の基準をクリアしているからといって、感染が完全に防げるものではない。
 
今後、新型コロナウイルスが収束しても、第2波、第3波、あるいはいずれ来るまた未知のウイルス感染予防のために、マスクの着用って人と対面するときは必須になるかもしれない。そして当たり前のようにマスクをするなら、もしかしたらマスクがファッションになるかもしれない。服装に合わせてカラーや柄を変えるとか。。すでに各都道府県知事がいろんな柄の布マスクをしてアピールしている。
個人的には手作りマスク布製マスクウイルス感染予防にならないと思うので、あっても仕方ないと思っているが、布製マスクでも、間にポケットを作ってPFE遮断率試験の基準をクリアしたフィルターを挟むことによって、カラーや柄の布製マスクを洗いながら使用できればいいのに。。。ヘンテコなアベノマスクを配るより、どうせやるならそこまで考えてほしい。
きちんとした効能を持った不織布マスクでも、色や柄モノが出てきたら、それはそれで楽しめるかもしれない。不織布に印刷することは、以前、マスクを広告に使おうとしたことがあるが、技術的にも衛生的にも難しいと聞いた。でも今後、こういった新しい技術が開発されることに希望を持ちたい。
 
今は特にマスクが足りないと言っている医療機関や介護の現場で優先されるべきだし、そもそも外出を控えることが大前提。
それでもどうしても仕事で外出しなければならない人たちもたくさんいる現状下、自分が感染しないように、病院に行かなくて済むように個人各々がいろんな問題意識を持って、マスクひとつにも注意を払うことが、ますます必要だと思うのである。

 

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