猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

マスクを買うときの注意1

国民全世帯に2枚ずつ送られる布マスクが「アベノマスク」と揶揄されてるが、そもそも、国会でつけてたアベノマスクが小さすぎる⇒大きくなった⇒不織布マスクに変わったって話、なんかそれも危機感ゼロの話題だ。。
そして「うちの家族は4人なのに2枚じゃ足りない」とか、「1人1枚にしろ」とか反論するより、もっと大事なこと、なんで問題にしないんだろう??
それは、「微粒子の大きさからすると布マスクにはウイルスを遮断する効果はない」ってこと。
 
WHOが布マスクの有効性を「どんな状況でも認めない」とか、日本医師会の会長が「ウイルス防止の役割はあまりない」と指摘したことがあまり一般に広まっていないと思うのは気のせいだろうか?
みんな「家で手作りマスクを作ろう」とか「洗って使おう」とか言ってるし、顔にぴったりするマスク「PITTA」あるいはそれに似たポリウレタンのマスクをして安心している人も多い。
 
わたしは専門家でもなんでもないし、医者でもないので、これらはあくまで個人的見解だと断った上で述べると、まず、一般消費者としてマスクを購入する時、少なくともその性能、品質には注意を払いたいと思って、外装の表示などをよく見るようにしている。
一般に売ってる家庭用マスクには、大きく分けてPM2.5やウイルスまで対応しているマスクと、花粉・ほこりをシャットアウトするのみのマスクがある(ちなみにPITTAは【対象】花粉、かぜ、ホコリ等と記載している)ようで、それは、マスクを通過する粒子の大きさに各々対応している。花粉なら約30μmウイルスなら約0.1μmとものすごく差があるのである。
 
マスクの効率表示とは、
花粉(約30μm)>細菌、バクテリア飛沫 BFE(約3μm) >ウイルス飛沫 VFE(約1.7μm)> PM2.5、ウイルス PFE(約0.1μm) 
というような各々のカット率%表示のことで、マスクを使用する上で非常に大切な指針になる。何の目的でマスクをするのか?によって選び方が違う。
コロナなどの感染防止目的なら、PFE(約0.1μm) 表示があれば安心、飛沫感染が多いことから、飛沫に入ってるウイルスの対策にBFE(約3μm) VFE(約1.7μm)などの表示があるものが最低限の指針になるのでは、と思う。もちろんそれでも全てをカットできるわけではないし、マスクのつけ方によってもカット率は変わる。注意書きにもあるように、感染を完全に防ぐものではない。
 
ちなみに会社にあったマスクの箱の表示を見ると、
 
バクテリア捕集効率(BFE)99.3% 
微粒子ろか効率(PFE)98.8% 
特殊高性能帯電フィルター(メルトブロー不織布)
 
と、かなりいい性能のマスクだった。
 
最近の不織布マスクはメルトブロー不織布を使用していたり、高性能なものが多いため、そこらへんもよく注意してみると良い。
 
もちろん、花粉用のマスクだってしないよりマシかもしれない。でも、400億円以上ものお金を使ってウイルスに効果ない1枚200円もする布マスクを2枚、5000万世帯分に配布するって、どうなんだ?それだったらウイルスに対応した使い捨てマスク1箱ずつ配るか、マスク工場作って不織布のちゃんとウイルス対応したマスクをみんなが適正な価格で買えるようにして欲しい。
 
WHOは、「マスクは咳などの症状があり感染を疑われる人が、飛沫感染を防ぐためには必要としているが、健康な人のマスク使用には、感染拡大を抑える効果は認めるものの、予防目的でマスクを着用することは推奨していない」という。マスク着用による感染症の予防効果を示す科学的根拠もないという。
果たしてそうだろうか?無症状の人がたくさんいると言われる中で、その人が自分は健康だと思ってマスクをしないで喋る、それを近くで健康な人が対面してたら、飛沫感染のリスクは否めないと思う。
 
医療従事者のマスクを最優先に、がまず大事なことは間違いない。それでも感染せずに医療機関に行かずに済む対策の一つとして一般の人たちに正しいマスクが早く行き渡るように、そういう対策を考えて欲しいのである。
 
なかなか買えない中、通販の商品ページで、効能表記がきちんとないマスクを見つけた。迷ったけどそれでも必要にかられて以前の5倍以上の金額で購入した。中国から届いたそのマスクは箱もなく、50枚がまとめてビニールに密閉されただけのものだった。
店に問い合わせたら「海外工場にて中国政府認定第三者機関の検査結果、BFE1 99.6 BFE2 99.4 BFE3 99.1(ランダム数値)。中間層はメルトブロー不織布を使用している。VFEやPFEに関して、日本側第三者検査機関のまた結果が出ていないため、自主広告表示基準により表示できない。結果出るまで2〜3ヶ月かかる。」という内容の返事が来た。中国検査でBFEではイマイチだけど、こういう返事が来るだけマシかも。
 
それでもこのマスク不足の中、何もしないより少しでも覆った方がいいには違いないから、もしマスクを買う機会に恵まれたら、これらのことによく留意して効能を知って買うようにしたい。
大原則としては、マスクをしないですむよう、まずは#StayHomeなんだけど。。。
 
 
参考までに
▼マスクの種類

https://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/cic/attach/briefing_h26-mat08.pdf

 ▼マスクのつけ方
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