猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

猫にも防災、カーゴと洗濯ネット

猫の数がとうとう犬を超えた

今、日本ではペットの数が子供の数を上回っているという現状のなか、2017年の全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)では犬892万匹猫952万6千匹と、とうとう猫の数が犬を上回ってきている!

そして犬の平均寿命は14.19歳、家の外に出ない猫は16.25歳、、と人生の長い時間を一緒に過ごしていることになり、一緒に暮らす人間は責任を持って彼らが天寿を全うするまで育てなくてはならない。

飼い主」とか「ペットを飼う」という言葉は好きではないけれど 、実際人間の言葉を話せない彼らが人間と家の中で暮らすからには、人間から十分なご飯や水や愛情を与えてもらわないと生きてはいけないわけで、そういう意味ではお世話することを「飼う」と言っても仕方ないのかもしれない。それでも彼らはパートナーであり、かけがえのない「一緒に暮らす相棒」である。

災害時の動物たち

痛ましい災害のニュースを見るたびに、人間の命の尊さはもちろんだけど、ここで一緒に暮らしていた犬や猫たちは大丈夫だっただろうか?もしはぐれてしまっても、飼い主の元に戻れますように、と祈るような気持ちになる。

以前の災害時にこんな話を読んだことがある。屋根に犬と一緒に避難している方がいて、レスキュー隊がヘリから救助する際、犬のことを「ご家族ですか?」と聞いた。そして頷いたその方と一緒に犬も救助された。

またあるレスキュー隊の方は、被災地に洗濯ネットを持って現れたという。そう、猫と一緒に暮らしてる人ならわかる。猫は非常時に洗濯ネットに入れると大人しくなるということ。興奮した猫は飼い主の手にも負えなくなる。犬と違って言うことを聞いてくれない。身体も柔らかいからするりと腕から抜けてしまう。そんな時、洗濯ネットに入れて落ち着かせてから運ぶ。

 

今はペット同伴可能な避難所もあるというけど、他の方々に遠慮しながらでは気も引けるだろうし、何より猫にとってかなりのストレスになる。猫は、飼い主の側で安心する犬と違って家につく、というか自分の居場所、縄張りから離れることがストレスになる。獣医からもなるべく病院に連れてくる回数が少ない方がいいから採尿も家でやって飼い主さんだけきてください、と言われるほどだ。採血も病院ですると興奮して異常に血糖値が上がり、正確な数字がわからないこともしばしば。。

 

そんな猫と暮らしていて、もし災害にあって避難してくださいという状況になったらどうしたらいいんだろう?

今更ながら考えさせられた。

非常用リュックを担いで、猫を入れたカーゴを持って歩けるだろうか?猫のご飯、水(軟水でないとダメ)、トイレ、砂を持って?

ああウチのは尿路結石になるからPhコントロールでないとだめだし、おしっこを我慢するような状況になったらかなりヤバい!

ため息しか出ない。

でもなんとか考えておかなくちゃ。

 

うちには2匹の猫がいる。

日頃から防災の意識を持っていないといけないと戒めるのだが、現実問題2匹を抱えての避難所生活は厳しい。

基本的には家に一緒にいる。そのために備蓄をまめにチェックすること。

火事などで命の危険があってどうしても避難しなければならないときは、最低限の貴重品を入れた中くらいのリュックに、猫のご飯と水を入れて、あとは猫をネットに入れ、運びやすい重くないカーゴに入れる。。。

 

便利なキャリー付バギー

 そもそも2匹で10kgはある動物を移動させるにはキャリーがないとダメだ。

病院に行く用にバギーがあるが、逃げないように蓋のファスナーをきちんと閉めるだけでものすごい労力がいる。その間にも猫たちは隙あらばで出ようとするため、緊急時にここに入れるのは難しい上に、もし外の道がデコボコになっていたら。。

ただこのバギー(本来は犬用らしい)、ベビーカー会社との共同開発で、破れる恐れのあるゴムタイヤではなく樹脂タイヤを使用、フレームもかなり強度がある上に操作性と機能性もなかなかよい。そのぶん他のバギーよりお高いため、かなり購入には迷った。バッグは本体から取り外し可能でそのまま担げる仕様と、豊富なサイズで2匹が入れてなおコンパクトといいうのが決め手になった。部品がばら売りしているというのもいい。

▼天使のカート シャンアンジェ

 

ポータブルケージの必要性

避難所に行かずにかんとか自宅で頑張りたい、といってもどうしても避難所生活しなければならない局面の場合、猫たちが安心して過ごせる空間を作るとなると、やはりポータブルケージとトイレが必要になってくるかもしれない。(こんな状況で神経質な猫がトイレでしゃがむとは思えないが、、)ポータブルトイレというのはよくあるがケージとおそろいでとなるとやはり「猫壱」か。。

このメーカーはケージ、キャリー、トイレなど別売りもしていてなかなかよい。折りたたんで収納できる(レビューには畳みにくいという声たくさんだが....)フリースマットとケージ、キャリー、トイレをまとめて入れられる収納袋も付いているらしい。仔猫なら3~4匹。大人の猫でも2匹は余裕で過ごせるゆったりサイズの「猫壱 ポータブルケージ 」、一応万が一に備えて1つ買っておくべきなのかもしれない。

一番大事なのは猫用ネット

そして、なんとこの「猫壱」、かゆいところに手が届くというか、猫用ネット「猫壱 おちつくネット」も販売しているではないか!そう、猫には絶対必要な洗濯ネット、ホントの洗濯ネットは網目が繊細で猫が暴れたら破れてしまうんじゃないかといつも思っていたのだが、なんとその点にも留意してある。水を吸収しにくく、二重メッシュになっている。55cm×65cmというゆったりサイズでこれなら大きな猫でも大丈夫。

がしか〜し、万が一の、本当に万が一のことを考えたとき、ネットが黒いというのはどうなんだ?災害時は少しでも目立つ方がいいのでは??そんなことを考えてしまった。そこでカラーのネットはないものか?と探してみたところ、見つけました!

それがコレ。「モリイチのランドリーネット

ホテル用品の専門メーカー『モリイチ』が開発した、耐久性にすぐれたMade in USAのナイロンネットにYKKファスナー付。カラーが14色もあり、サイズも45cm×65cm 65cm×95cmなどと豊富。mori-ichi.co.jp

だがしかし、一般向けの販売取扱い店がD-DEPARTMENTだけなのはいいんだが、ここには欲しかったオレンジがない!!

業務用ランドリーネット | D&DEPARTMENT

 

そこでネット中でネットを探しまくったところ、笑、、さらに見つけました!

晴れ屋」さんという株式会社中村商店のオリジナル商品。カラーも「モリイチ」に劣らない品揃えでなかなかよさそう!

10色から選べる便利なネーム布付 カラー洗濯ネット サイズ50cm× 70cm  YKKファスナー 丈夫そう!

というわけで早速オレンジと黄色を発注しました。

いざという時に備えよ

いざという時の備え、を探していろいろ検索してみると、本当にたくさんのものがあって、こんなものも必要なのかと迷います。

水は特に大事。硬度の低い軟水で長期保存の水を用意しておく、療法食を食べている猫は賞味期限に気をつけながら少し多めにストックしておくことも大事。もしかしたら強制的に水や栄養食を食べさせる非常時のためにシリンジも必要かもしれない。。

 

そして避難用の荷物を常にまとめておく

①とりあえず緊急避難時(火事などの場合)

②2〜3日の避難生活をする場合

と2つに分けて用意しておきたいものです。

 

これからも、少しずつ猫の防災用品に使えそうなものを探しておこうと思います。

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