「ホメオパシー」とは200年前、独の医師ザムエル・ハーネマンによって確立された自然療法のことである。
熱のあるとき、解熱剤でなく、熱を上げるものを投与するといったように、「似たものが似たものを治す」という原理により、心身に入り込んだ病的エネルギーを押し出し「病気を終わらせる」治療で、"同種療法"とか"類似療法"と訳されている。
(ショック療法みたいなもんだろうか?)
症状を起こすものとして自然界の植物や動物、鉱物を、原物質がもとの分子がまったく存在しないといってよいほど薄め、「レメディ」と勝手に呼ばれる砂糖玉に染み込ませて服用する。(したがって、子供でも安心して服用できるらしい)
それによって体の治癒力を強め、心と体を自然に戻すことで病気が治ると説明されている。
ちなみに英国王室を始め、ヨーロッパ各国のほとんどの王室の主治医はホメオパシー医師で、いまやドイツやフランスでは医師の4割近くがホメオパシーを用い、また医学のカリキュラムにもホメオパシーが入っているという。
アメリカでも今や普及率は高い。
「ホメオパシー」治療は、患者の容態の時間的推移を的確に読みとりながら治療を進める必要から、豊富な薬物知識とデータの解析技術、豊富な経験が求められる。
だから医師個人の能力次第で治療結果に大きな差が出るといえる。
例えば「頭痛」で悩んでいる場合、普通の病院に行くと、鎮痛剤が処方されて痛みを除去する、というよりも薬の作用で身体を変化させ、出ている痛みを感じないようにするだけなのだが、それは決して原因に働きかけて治している訳ではないので、時に再発しやすく慢性化させてしまうこともある。
「ホメオパシー」ではこの場合、その患者の実際に起こしている頭痛と「ピッタリ同じタイプの痛み方の頭痛」を起こす薬を処方する。
服用すると、一時頭痛がひどくなった様な感じになる(よくいうところの好転反応)が、この時、身体が元々の頭痛の痛みに対して働こうとしていた自然治癒力を、もっと悪くなったときの痛みの時に発するレベルに、治癒力のエネルギーを強めることから、頭痛のみならず頭痛を起こしていた原因にまで波及して治癒させてしまう、というのである。
ほ、ほんまかいな。と思うだろうが、以前わたしはこの療法で片頭痛を完治させた。
どうしてもケミカルな薬を飲みたくなくて、その時に行っていた整体の先生にホメオパシーセンターを紹介されたのである。
こんなもんが役に立つのかというようなアンケートに答え、医師と面談して、それによってレメディが処方された。
その砂糖玉を飲むうちに、いつの間にかすっかり偏頭痛が治っていた。
この腰痛にももしかしたら効くかもしれないと、ふと思い出したので時間があれば、また行こうかと考えてる。
(ちょっとめんどくさい)