猫のツメ、ときどき腰痛。

偏った物欲と健康への偏愛。ときどき旅。ときどき腰痛。 せまりくる高齢化社会を笑いながら生き抜くための情報発信ブログ。

一日一善 一日一食

先日知り合った人(男性)は、一日一食のビーガンで、しかも基本的にフルーツしか食べないという強者であった。

「フルーツだけだとタンパク質摂れないじゃないですか」

「必須アミノ酸はフルーツにもあるから大丈夫なんですよ」

(マジか)

「身体のパワーなくなって疲れません?」

「いや、全くないです。しかも僕そんなにガリガリじゃないでしょ?」

確かに色白ではあるが(ここでは関係ない)肌はツヤツヤして普通の体型である。おまけに穏やかで優しそう(ここでは関係ない)。一日一食なんてかえって太るんじゃないか?相撲取りじゃあるまいし、と懐疑的だったわたしは、その思い込みを改めることになった。

 

ちなみに一日一食主義は有名なところではタモリや北野たけし、GACKT、三枝成彰、高橋一生など著名人も多く、アンチエイジング効果があるともっぱらの噂。

若いうちからやるのはどうかと思うが、最近歳とともに食べるたびに胃腸のもたれを感じるように。。お通じがあってもなんだかいつもスッキリしないのである。一日一食のメリットを聞くと胃腸の調子が良くなり、食べ物がおいしく感じられるんだとか。それだけではなく、集中力が増して仕事の効率が上がり、見た目にもスッキリして若々しくなると。

 

究極はファスティングなんだろうけど、これは月に1回週末にやるだけでも、内臓をいったん休めてリセットするのにいいらしい。

「一日一食 〜40歳を過ぎたら、食べなくていい」という本を出しているイシハラクリニックの院長、石原結實氏はなにかと食べないことを推奨している人だが、実はその昔、わたしは彼の主宰している断食道場に行ったことがある。朝昼晩とニンジンジュース1杯ずつ、それ以外に摂っていいのは水、ほうじ茶と具のないお味噌汁のみで一週間。伊豆あたりにあって外出は自由だったので確かサボテン公園とかに行った覚えが。。でも外出先で食べてはいけないので、あとはひたすらカラオケに行って歌いまくるか、卓球をしていた記憶がある。この機会に本を読もうとたくさん持って行ったものの、部屋では意識がぼんやりしてしまって1冊も読めなかった。それでも一週間経った頃には身体がスッキリしてそのことが意識をシャンとさせ、せっかく胃腸がデトックスされてきれいになったのだから、次に食べるものを気をつけるようになった。

ちなみにファスティングは行った日数だけかけて食事を戻していかなければやった意味がない。終わった途端いままで通り食べ出すのではなく、最初は重湯⇒おかゆ、というように、例えば3日間ファスティングをしたら、3日間かけて少しずつ通常食に戻していくのである。空腹感も最初のうちはすごいけどそのうち慣れてくる。

 

そして驚いたことは「空腹感」はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させるということ。日々の摂取カロリーの量を25%減らすとサーチュイン遺伝子が活性化することは、金沢医科大でも立証されているという。

 

いろんな文献を読むにつけ、なるほど、小食こそが健康&長寿の秘訣というのはわかった。

この美味しいものがあふれている飽食の時代に、そんな仙人みたいなことができるかと思ったけど、最近、いくら気をつけても太る、朝の通勤ラッシュで消耗し、週に2回運動し、一日2食の生活(ただしおやつは食べる)でも太る、、、、気がつけば腹が樽のようにくびれがない。

最近発売したユニクロ×アレキサンダーワンのレギンス、何の疑いもなくSサイズを買ったにもかかわらず足の細さと腹の太さのバランスが悪く、「ALEXANDER WANG」のロゴ文字がはいったウエスト帯の上から腹がはみ出るといった醜態に。さらに今までSサイズでちょうどよかったヒートテックインナーシャツのサイズをMにワンサイズ上げるという屈辱感。ヤバい。これはやるしかない。Lサイズになる前に。今ならまだ間に合う、か?

改めよう、生活を。人間は秋元 康、見城 徹、小山薫堂みたいに美味しい生活ばっかしていちゃいけないのである。

見た目もそうだが、胃腸のためにも、と後期高齢化を前に心に誓うのであった。

ちなみに一日一食の一食は夕食に摂っていいらしいし、好きなものを食べてよいのでストレスもなく、友人との付き合いを減らすこともなく続けられる。一日一回の楽しみ。

それは、一日一善 一日一食。

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