朝食、毎日ちゃんと摂ってますか?
よく聞かれるが、この「ちゃんと」ってのは、栄養バランスを考えてという意味を含んでいる。
わたしはもう何十年も朝食を「マイクロダイエット」と決めていた。身体が一番飢餓状態である朝に摂り入れるものは、まんま吸収されるという思い込みから、まずは栄養バランスが整ったものを身体に入れてからでないと、他の嗜好品は入れてはならない、しかし、そんなこと考えて朝の慌ただしい準備の最中に料理などできない、であれば栄養飲料を飲むのが効率的、だったから。
マイクロダイエットは一食分の栄養素が粉末になっていて、水でシェイクスして飲むだけで超便利。災害時の保存食にもいいと思ってる。
だけど「そんなのじゃダメ、ちゃんと固形物を摂らないと!!」と言われ、それならアミノスコア値100%のゆで卵を食べていこうと毎朝鍋で茹でていたら、ある日、そのまま忘れて家を出てしまった。家に帰って、爆発したように取っ手が外れた雪平鍋の残骸と、炭のような塊(たぶん玉子)が台所の床に転がっているのを見たときは、さすがにゾッっとした。自動で止まるガスコンロでよかった。。。
最近のマイブームはカゴメのグリーンスムージー。一時は売り切れになっていた人気商品だが、マイクロダイエットをシャカシャカする暇もない朝に、冷蔵庫から出して飲む紙パックのありがたさと、なんとなく野菜摂ってる安心感。。。
しかし最近になって、とある友人の「わたしはトマトジュース飲んでまーす」という一言に、「なんで野菜ジュースじゃなくてトマトジュース?」と聞いたところ、「えーだってリコピンが血液をサラサラにしてくれるし美容にいいって聞いたんです」と。。。
うーむ。トマトのリコピンが身体にいいことは知っていたが、毎日摂るほどのことなのか、とタカをくくっていた。
調べてみると、血流改善、高い抗酸化力(ビタミンEの100倍?)、コレステロール予防、活性酸素除去、、のほかにも利尿作用によるむくみの改善などなど、、恐るべし、リコピンの力。
他にもトマト自体の効能としても食物繊維が腸内環境を改善、アルコール分解酵素を活性化、脂肪燃焼によるメタボ予防、代謝機能向上、、、そんな効果も相まってトマトはもはやアンチエイジングにいそしむ女性の美と健康になくてはならないものだったのである。今さら気づくとは、、すでに高齢期だがアンチエイジング、間に合うのか?
とにかく今すぐ血流のためにトマトジュースを注文しなくては。。。。
焦ったのはいいが、世の中になんとトマトジュースの種類が多いことか、、、この中からどれを選べと?え?リコピンの量?違うの??
カゴメ、デルモンテ、伊藤園、アサヒ飲料、サントリー、キリン、、各社から複数のブランドで発売されていて、ネーミングも各々知恵を絞ったと思われる「リコピンリッチ トマト」「旬にしぼったトマトジュース」「あまいトマト」「さらさら毎日おいしくトマト」「桃太郎ブレンド」などなど、、、わっかんないよ、どれ?
そこでたくさんの種類の中からわたし自身の勝手な条件として絞ったのが
- 1回で飲み切る200mlくらいのサイズ
- 容器の廃棄が面倒でない紙パック
- リコピンの含有量が多い
この3つ。味はこの際おいておく。よほど不味くなければあとは糖度の違いだろうし、利尿作用があるなら食塩含むかどうかもあまり気にしない。あ、それとよくある高価な瓶のいかにもっていうプレミアムなトマトジュースは省きました。毎日飲むんだから、続けられるものを。
そして見事に優勝(わたしの中で)!アマゾンでプチッたのはコレ。
伊藤園 理想のトマト おいしさと栄養の理想のバランス
200ml 72Kcalの中にリコピン30mg含有!!
食塩砂糖無添加
糖度9度のトマト6個分の味がしっかりする濃い目のジュースで、美味い!
リコピンの多さでいうと
カゴメトマトジュース あまいトマト
200ml 70Kcalの中にリコピン20~53mg (この幅はなに?) GABA200mg含有
食塩砂糖無添加
糖度10度の完熟トマト6個分の栄養が含まれており酸味が抑えられて(甘さはさほど感じない)理想のトマトよりサラサラしている感じ。
ほかにも
カゴメ トマトジュースプレミアム 食塩砂糖無添加
200ml 39Kcalの中にリコピン21mg含有
これはサラサラしたタイプで、飲みやすいだろうけど、数量限定でその時によって味にばらつきがあるみたい。
デルモンテ旬にしぼったトマトジュース
200mlあたりのリコピン含有量は24.0mgだけど、残念ながら750ml瓶しかない。 確かに旬に絞った野菜感がする飲み口です。
リコピンは油と一緒に摂ると吸収されやすいらしいのでオリーブオイルと一緒に摂るのもよいのだとか。
毎朝1さじのオリーブオイルとトマトジュースで、もう年齢不詳のプルンプルン熟女を目指すしかない。
ちなみに
東大の本郷キャンパスの中にある隈研吾氏が手がけたことで有名な「廚菓子くろぎ」(あの湯島の割烹「くろぎ」と「猿田彦珈琲」がコラボ)カフェには、1本1万円もするトマトジュースの瓶が売っている。ご進物用だが、人にあげるのに自分が飲んだことないと失礼かと、泣く泣く(財布が)買ってみたが、それはそれはもう、マジで涙が出るほど美味しくて、プルンプルンになったのは言うまでもない。